気のトラブル対策

気虚対策

気は一種のエネルギーなので、誰でも激しい運動をしたり疲れたりすると一時的に気が不足します。

しっかり食べてよく眠ることで自然と気は復活しますが、疲労が続くと慢性的に気が不足している状態になります。

また、気は主に飲食物を胃腸が消化・吸収して作り出されます。

したがって、もともと胃腸が弱い方や胃腸の機能が低下すると、気が不足しやすくなります。

症状としてはだるい、疲れやすいといった状態、そして手足が冷え、体温の低下などで風邪をひきやすい状態にもなります。


このような気の不足を改善するには、まず睡眠をしっかりととることが大事です。

できるだけ夜は早めに寝て、エネルギーを蓄えましょう。


また、あまり冷たいものを取り過ぎると胃腸の機能がさらに低下するので、できるだけ温かいものを食べましょう。


そして不足した気を補う漢方薬としておすすめなのが「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」です。

胃腸の機能を高める生薬で作られている漢方薬です。

また、疲労、貧血などに効く「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」もおすすめです。


気帯対策

気は、体中をめぐるエネルギーの一種です。

しかし、ストレスなどがあると気のめぐりをコントロールする機能が乱れ、色々な不調を訴えるようになります。

そして、それを放っておくと血のめぐりまで悪くなってしまいます。

女性の場合、気が最も滞りやすくなるのが月経前と排卵期です。

この時期イライラしたり情緒不安定になりやすい方は、気帯があるといえます。


このような「気帯」対策としては、まず「ストレスを発散」できる状態にしましょう。

例えば、食事はあまり制限しすぎず、食べたいものを食べたり、気ままにのんびり過ごしたりしましょう。

また、適度に体を動かしたり、歌を歌ったりするなど、ストレス発散できる方法を見つけておくことも大事です。


このような時の漢方薬には、「逍遥散(しょうようさん)」「加味逍遥散」「香蘇散(こうそさん)」などがあります。

「逍遥散」はイライラしやすいなど月経前症候群、更年期にあらわれやすい症状に効果があります。

「加味逍遥散」は逍遥散に熱を沈め生薬を加え、のぼせなどの症状にも効きます。


不眠やイライラなどの精神的な症状には、「柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」がよく用いられます。

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