未病に効く漢方と重要な「気・血・水」

西洋医学では、検査の数値が正常範囲内なら「健康」であり、範囲を超えていると「病気」と分けて考えられていますが、漢方は、数千年前から「未病を治す」という考え方があります。


「未病」とは、「身体の冷え」や「だるさ」、「生理痛」、「むくみ」などといった「病院へ行くほどでもないがなんとなく不調である」という、病気の一歩手前の不調のことをいいます。


この「未病」を、自分の体にあった食事やツボ、漢方薬などで治療していこうという考え方が、漢方薬の基本なのです。


また、漢方では病気を診断するために、「気・血・水」という漢方独特の見方をします。


人間の身体は気・血・水の3要素が体内を循環することによって維持されると考えます。


この3要素が不足したり、滞ったり、偏ったりしたとき、不調や病気、障害が起きてくると考えられています。


これが漢方の根本的な考えになっています。


それぞれの働きは下記のとおりです。


「気(き)」

目には見えない生命エネルギーのこと。

「元気」の気、「気力」の気、「気合い」の気です。

体をめぐるエネルギーの一種で、血をめぐらせる原動力になります。

「自律神経(体の機能を調整する神経)」のはたらきに近いと考えられています。

「血(けつ)」

血は体中に栄養と潤いを与える存在で、全身をめぐってさまざまな組織に栄養を与えます。

主に血液を指します。

「水(すい)」

血液以外の体液全般に相当し、水分代謝や免疫システムなどに係わっているものとされています。

この「気・血・水」を生み出して滞りなく体をめぐらせているのが5臓(脾臓・肺・心臓・肝臓・腎臓)の役割で、この5臓がきちんと役割を果たしていると「気・血・水」は不足なく健康な状態でいることができます。

しかし、不規則な食生活、ストレス、睡眠不足などによって5臓のどこかで狂いがでると、「気・血・水」のどこかでめぐりが滞ったり不足したりしてしまいます。

漢方では、体質をこの「気・血・水」のバランスでチェックしていきます。

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